昭和45年8月2日 特別奉修委員



 只今、御祈念前に、北野の秋山さんが、お届けをされました。長男の光行さんが、えー、昨日からキャンプに行っております。それで、えー、一昨日、行くなら行く前に、ね。合楽にお届けに行ってからと言うてから、お母さんが申しましたところ、はいと言ってから、参ってきたのは良かったけれど、もう、行ったあとから、あの、夕立で、そら、あのー、びしょ濡れになって、ほんなら、お母さんがいらんこつ言うけん、僕はこげん濡れたち言うて、帰ってくるじゃろと思いよったち。そしたらもう、案の定、やっぱ、あの、しもたれになって帰ってきたそうです。はあ、濡れたのち言うたら、おかげ頂いたち言うちから帰ってきたち。もう、今日濡れてきたね。キャンプで濡れんで済むおかげ頂いたと言うたというのを聞いて、私は、信心は、それだと思うですね。それをね、そういう風に頂き、そういう頂く心がもう、絶対、私は濡れんで済むおかげが受けられると。もう、即、いただけた。もう、あれやらこれやら考えて、ようと考えよったら修行じゃったぐらいのことじゃもう、遅かです。もう、それこそ、お母さんとしては、もう、お母さんが言うけん、行ったら、こげん、しもたれになってからち、まあ、言うだろうと思うとったら、もう、とにかく、もう、こちらの方が、いわゆる、教えられる。その、すき、私はね、言うことじゃなくて、この、スキッとしたその心が教えられるのですよ。ね。あの、これは、もう、おかげを頂く、もう、ほんとに、まあ、言うならば、こつですね、ここは。あー、もうね、今日濡れさせていただいた。おかげで、明日は濡れんですむ。もう、明日は、僕一人じゃない、一緒のものがおかげを頂くんだというわけなんです。ね。私は、もう、信心ちゃ、これですよ。もう、実際。だから、いつ、どういう時でも、そういう風に、すっすっとこう、全てのことがね。今朝の御理解の、その、おかげという言葉の内容についてやったですがねえ。そういうふうな、もう、即、おかげとして受け取るですもん。ね。そこに、そこんところがね、私はあの、おー、やっぱり、稽古しとかんならん。やはりあの、親の言うこと、することを見たり聞いたりしとるから、いつの間にか、その様にね。御育て頂いて、有難いことだと、私は思いますね。どうぞ。